私が「オモイノエ-omoinoe-」を始めた理由
私が「オモイノエ-omoinoe-」を始めた理由
私が「オモイノエ」を始めた理由

私は昔から、家族を大切に思う気持ちが強い人間です。自分自身、3人の子どもの母親として日々家族と向き合う中で、親としての苦労や喜びを肌で感じることが多くなりました。その一方で、私の両親への感謝をどう形にするか悩んでいた時期がありました。
ある日、ふと気づいたんです。私が何気なく両親に見せた、家族みんなの似顔絵を見て、母が涙ぐみながら「これ、宝物だわ」と言ったことがありました。その瞬間、私の心に強く響きました。「自分の思いを形にすることで、これほどまでに誰かの心を動かせるんだ」と。
似顔絵を通じて届けたい想い

私は「オモイノエ」を通じて、ただの似顔絵以上のものを届けたいと思っています。それは「感謝」や「愛情」、普段言葉にしにくい気持ちを形にするということです。私の手描きの似顔絵は、写真のようにリアルではないかもしれません。でも、その人の笑顔や優しさ、家族との思い出を一枚の絵に閉じ込めることを目指しています。
似顔絵を描く時間は、ただ技術を使う作業ではなく、その人の人生を感じ、想いを寄せる時間です。どんな笑顔が一番その人らしいのか、どの角度で描けば温かみが伝わるのか。そう考えながら筆を走らせています。
「親孝行」の形を特別に
私が特に心に留めているのは、「親孝行」という言葉です。自分自身が親になった今だからこそ、子どもからの小さな感謝がどれだけ大きな力になるかを実感します。そして同時に、親であるからこそ、私たちが親に対してどれほど恩を感じても、つい言葉にするタイミングを逃してしまうことも理解しています。
だからこそ、私は「オモイノエ」の似顔絵を、親孝行のための特別なツールにしたいと思いました。大切なのは豪華さや見栄ではなく、「心が伝わる」こと。あなたの想いを、きちんと形にして両親に届けるお手伝いがしたい。それが私の願いです。
私が信じる手描きの力

デジタル技術が進化した今でも、私はあえて手描きにこだわっています。理由は単純です。手描きには温かみがあり、想いが宿るからです。一本一本の線に込める集中や感情は、ただ機械的に描かれたものでは決して出せないものです。
お客様が似顔絵を受け取った瞬間に、「これは世界で一つしかない私たちの物語だ」と思ってもらえたら、それが私の最大の喜びです。
未来への夢
私が「オモイノエ」を始めた当初の目標は、「親孝行をもっと特別なものにする」ことでした。でも今ではそれが広がり、自分の手で温かい絵を届けることが、誰かの人生の中で小さな幸せの瞬間になればと思っています。
家族の笑顔、親との思い出、何気ない日常。それらを形にする似顔絵が、誰かの心をそっと支えるものになれるように。これからも、一筆一筆に想いを込めて描き続けたいです。